森林認証制度

紋別市の「流氷の森クレジット」を活用し、北見信用金庫が通帳導入に係って排出されたCO2について、カーボン・オフセットを実施しました。今後も作成した通帳の数に応じてカーボン・オフセットをしていく予定です。

「流氷の森クレジット」による販売利益は、紋別市内民有林の森林機能維持・推進に活用し、地球温暖化緩和等に寄与されます。

紋別市を含む網走西部流域では、「緑の循環森林認証制度（SGEC）」を取得し、その森林から出された認証材を使用した、様々な取組を進めています。
本年度も、地元や首都圏での認証材の需要拡大を目指し、認証材使用住宅への助成事業や、「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」による販路拡大の取組を進めていきます。

平成22年度から始まった「紋別市認証材活用住宅助成制度」は、好評のため期間を延長し、令和元年度から令和3年度までの期間で実施するこことなりました。
この制度は、“緑の循環森林認証(SGEC)材”を使用して建てた、「居住」を目的とした住宅に対して認証材の使用量に合わせて助成するもので、紋別市内に建築することが条件となっています。
また、「紋別市認証材活用共同住宅等助成制度」も併せて令和元年度から令和3年度の期間で実施しておりますので、この制度の活用についてもぜひご検討ください。
助成額等が異なりますので、要綱・要領等をご確認いただきますようお願いいたします。

紋別市では、緑の循環森林認証制度（SGEC）に取り組んでおり、市有林の約187haで間伐促進型プロジェクトを実施し、平成22年度に2,003ｔ、平成25年度に2,828tのクレジットを取得しました。現在は、このクレジット完売に向けて「流氷の森クレジット」と名づけて取り組んでいるところです。詳しくは、以下のPDFデータを参考にしてください。

カ－ボン・オフセット・・・活動の中でどうしても排出してしまう温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を、他の場所での排出削減・吸収量でオフセット（埋め合わせ）することです。

J-クレジット制度・・・省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
※紋別市が取り組んでいたオフセット・クレジット（Ｊ－ＶＥＲ）制度と、国内クレジット制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。