花園浄水場
花園浄水場は昭和45年から運転が開始され、1日に平均して約12,000立法メートルの水道水を、紋別市内に供給しています。また平成9年度から平成16年度にかけて浄水場内の機械や電気設備を更新しました。その後20年以上経過したものもあり、設備等の老朽化が進んでいますので、計画的な更新を実施していきます。
中央管理室
中央管理室では、水を作る上での浄水処理工程の状況監視と制御や、配水状況の監視等を行います。
水質発信機室とバイオアッセイ(魚類監視装置)
水質発信機室は原水・沈殿・ろ過水の水質を連続測定監視し、中央管理室にデータを発信します。(写真左)
バイオアッセイ(魚類監視装置)は金魚やヤマベを飼育して、水に毒物等が混入していないことを確認しています。(写真右)
水質検査室
花園浄水場では、できた水の安全を確認するため、毎日試験及び水質基準項目(51項目)等の検査を行っています。詳しくは検査計画書及び検査結果の方をご覧ください。
着水井
渚滑ポンプ場から送られてきた水は着水井に入り、高塩基度ポリ塩化アルミニウム及び苛性ソーダ等の薬品を入れ、混和池で急速撹拌機にて混ぜます。
・着水井の仕様
- 着水井容量
- 13.2立法メートル/池
- 混和池容量
- 25.6立法メートル/池
フロック形成池
河川水の不純物(濁質など)を高塩基度ポリ塩化アルミニウムと反応させ、不純物を沈降しやすい大きさ(数ミリ)にします。この反応物をフロックといい、この工程を凝集といいます。フロック形成池では20~40分間ゆっくりかき混ぜます。
・フロック形成池の仕様
- 容量
- 15.4立法メートル/池
- 池数
- 16池
- 撹拌機型式(緩速撹拌機)
- 立軸フロキュレータ
・第1列:4.4回転/分
・第2列:2.2回転/分
沈殿池
凝集により発生したフロックはここで沈降させます。沈降速度を上げるためのくふうとして傾斜板というものを使用しています。混和池において注入された2種類の薬品および不純物の大部分はここで沈降し汚泥として回収されます。
・沈殿池の仕様
- 形式
- 上向流式傾斜版沈殿池
- 容量
- 152立法メートル/池
- 池数
- 4池
ろ過池
水道水の最終的な仕上げとして、沈殿池で除去できなかった不純物を砂で、ろ過します。このときに次亜塩素酸ナトリウムという漂白効果および殺菌効果がある薬品を注入することにより、水の着色成分を分解し、水中の細菌等を除去します。
・急速ろ過池(グリーンリーフ・フィルタ)
- ろ過方式
- 重力式急速ろ過池
- ろ過面積
- 11.7平方メートル/池
- 池数
- 16池
天日乾燥床
沈殿池で沈降して溜まった汚泥を天日乾燥床に入れて、自然乾燥させます。水分を取り除くために1年間乾燥させてから産業廃棄物として場外に搬出して処理します。
・天日乾燥床の仕様
- 池数
- 2池
- 有効容量
- No1:1,432立方メートル
No2:1,427立方メートル
- 床面積
- No1:780平方メートル
No2:750平方メートル
- お問い合わせ
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水道部/浄水場
電話:0158-23-4624