ゼロカーボンシティ宣言について
近年、地球温暖化が原因と見られる気候変動の影響により、世界規模で自然災害が頻発・激甚化しています。本市においても、私たちに豊かな自然の恵みが与えてくれるオホーツク海の流氷面積が年々減少するなど、現在、まさに気候危機と言うべき状況であり、その対策は不可欠なものとなっています。
2015年に合意されたパリ協定では、「産業革命からの平均気温上昇の幅を2℃未満とし、1.5℃に抑えるよう努力する」との目標が国際的に広く共有されるとともに、2018年に公表されたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書においては、「気温上昇は2℃よりリスクの低い1.5℃に抑えるためには、2050年度までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」とされ、気候変動に関する首脳会議において、日本における温室効果ガス排出削減目標について、2030年度に2013年度比で46%削減を目指すことが表明されたところです。
こうした状況を踏まえ、2021年7月6日に令和3年第2回紋別市議会定例会の所信表明において、宮川良一市長が2050年二酸化炭素実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
本市が将来の望ましい環境像として掲げる「オホーツク海沿岸の豊かな環境を守り育て、次世代へ引き継ぐまち」の実現のため、紋別市環境基本計画に基づいた取組を進めてまいります。
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