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市がこれまでに形成した資産はどれくらいあるのか?そしてその資産形成に要した財源の内訳はどのようになっているのか? 借金はどれくらいあるのか?こうした市民にとって素朴な疑問は、単年度収支の「歳入歳出決算書」から把握することは困難です。そこで、民 間企業の貸借対照表に相当するバランスシートを作成し、財務状況を簡潔に明らかにすることが求められています。総務省は、「資金の源泉と 使途を表すもの」という考え方に沿ってバランスシートを作成する見解をとっています。この考え方は、もともと効率的な企業経営を行う経営 者が自らの経営資源等を的確に把握することを目的としたものであり、税金の効率的な活用が求められている地方自治体の財政運営に役立つも のと考えられるためです。
普通会計の概念は、全国の自治体が統一的な基準において財政状況を比較するため、一般会計にいくつかの特別会計を加え(紋別市の場合は営 農飲雑用水道会計)、特殊な経費を加減したもので、決算統計上で使用されているものです。バランスシートの作成にあたり、その作成方法が 決算統計の数値を利用することが標準的となっていることと、住民が他自治体との比較検討を行う場合に容易であることなどから、普通会計に て作成したところであります。
企業会計においては、取得原価主義の会計から時価主義会計と転換されているところでありまが、公会計においては、道路や学校など社会資本 の蓄積とその世代間負担を現すことにその意義があることから、取得原価主義において資産を計上しております。
決算統計のデータは、昭和44年度に遡って電算化されたデータが存在すること、すべての地方自治体で統一的なデータを把握できることから、決算統計データを 使用したところです。昭和44年以前のデータについては、庁舎等が該当しているが、その評価額を算定することに労力を要することから、今回は算入しておりません。
会計年度末(3月31日)を基準日とし、出納整理期間中の資金の出入り(旧年度分)は、3月31日で終了したものとして処理しています。
一年基準により、一年以内に支払期限が到来するものを流動負債、それ以外を固定負債としました。
営利活動を目的としない地方公共団体のバランスシートを作成することが目的であることから、資本・持分等の名称を用いず、正味資産と表記しました。その資産 形成に至った財源として、国庫支出金・北海道支出金・一般財源に区分しています。
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財政課財政係
電話:0158-24-2111
内線:461番・248番