○紋別市立学校の施設の利用に関する規則

昭和33年7月23日

教委規則第2号

(この規則の目的及び効力)

第1条 この規則は、紋別市教育委員会(以下「委員会」という。)の所属する学校の施設が学校教育に支障を与えることなく公正に利用されるベきことを定め、もって学校施設を確保することを目的とする。

2 この規則は、学校施設の確保に関する政令(昭和24年政令第34号)第3条、学校教育法(昭和22年法律第26号)第137条及び社会教育法(昭和24年法律第207号)第6章の規定を実施するために、学校施設の利用に関する基準を確立するものである。

3 委員会の所管に属する学校の施設の利用については、法令に別段の定めがあるものの外、この規則の定めるところによる。

(用語の定義)

第2条 この規則に用いる用語は、次の定義に従って解釈するものとする。

(1) 「学校施設」とは、学校の建物その他の工作物及び土地(学校のために賃借権、使用貸借による権利その他当該工作物又は土地を使用する権利が設定されているものを含む。)など、学校における物的施設及び設備の一切をいう。

(利用の禁止)

第3条 学校施設は、日本国憲法第89条及び地方自治法(昭和22年法律第67号)第212条に定める制限の外、次の各号の一に該当するものは、これを利用することができない。

(1) 特定の政党及びその他の政治団体又はその構成員のためにする利用(但し、公の選挙に関するものを除く。)

(2) 学校教育に支障を与え又はそのおそれがあると認められる利用

(3) 学校施設をき損するおそれがあると認められる利用

(4) 公共の福祉を害するおそれがあると認められる利用

(5) もっぱら私的営利を目的とし又はそのおそれがあると認められる利用

(6) その他委員会又は当該学校の校長において支障があると認められる利用

(利用の申請)

第4条 学校施設を利用しようとする者(以下「申請者」という。)は、次の事項を具して委員会に申請しなければならない。

(1) 申請者の住所、氏名又は団体の名称及び代表者の氏名

(2) 利用しようとする目的及びその内容の説明

(3) 利用しようとする施設の名称

(4) 利用しようとする期日又は期間及び毎日の利用開始及び終了時間

(5) その利用によって、学校施設の現状に変更を加え又は特別の設備を必要とする場合はその説明

(6) 集合見込人員

(7) 集合する者から利用料を徴収する場合には、その収支見込計算

(8) 利用中において非常の災害が発生した場合における責任者の氏名

(9) その他参考となる事項

2 前項の申請者は利用しようとする前日、 日までに当該学校の校長に提出するものとする。

(利用申請の処理)

第5条 校長は、第3条第2項の規定によって提出された申請書に、許可することがよいかどうか意見を具し教育長に進達しなければならない。

第6条 第3条第1項に規定する学校施設の利用申請に対する許可するか否かの決定は、利用開始前7日までに、教育長から当該学校の校長を経由し、申請者に通知する。

(利用の特例)

第7条 国又は地方公共団体が利用しようとする場合は、前3条の規定を準用し、協議の上同意を与えるか否かを決定するものとする。この場合において、これらの規定中「申請者」とあるものは「申込者」と、「申請」とあるのは「申込」と、「許可」とあるのは「同意」とそれぞれ読み替えるものとする。

(教育長への委任)

第8条 学校施設の利用について、その許可又は同意は、教育長が行う。

(教育長の責任)

第9条 教育長は、学校施設の利用について許可し又は同意をしようとするときは、法令、条例及びこの規則の規定に従い学校施設の確保に関する精神に反することがないように注意し、且つ、校長に対し、学校施設の保全に必要な命令を発し学校施設を善良に管理することに努めなければならない。

(校長の責任)

第10条 校長は、教育長の命令に従い学校施設の確保に関する精神に反することがないように注意し、学校施設が利用される期間を通じて利用者に対し、学校施設の保全に必要な指示を与え、学校施設を善良に管理することに努めなければならない。

(利用者の責任)

第11条 利用者は、教育長又は校長の命令若しくは指示に従い学校施設を原形に復さなければならない。但し、特別の理由によって教育長において承認した場合はこの限りでない。

(経費の負担)

第12条 学校施設を利用するために必要とする一切の経費は、利用者が負担するものとする。

(利用の停止及び賠償)

第13条 校長は、学校施設の利用がその期間中において次に掲げる各号の1に該当すると認めたときは、現に利用中であると否とを問わず、すみやかに利用者に対し利用の停止を命じ教育長にその旨を報告しなければならない。

(1) 利用の内容が申請又は申込の内容と相違したとき。

(2) 利用者が、使用の権利を他人に譲渡し若しくは転貸したとき。

(3) 利用の許可又は同意を受けない学校施設を利用したとき。

(4) 学校施設をき損したとき。

(5) 教育長及び校長の指示に反したとき。

(6) その他緊急の事態が発生したとき。

2 教育長は、校長から前項の報告を受けたときは必要な措置をとらなければならない。

3 利用者は、学校施設をき損し若しくは滅失したときは、教育長の発する命令に従い、学校施設を復旧するために賠償しなければならない。

(施行期日)

1 この規則は、公布の日から施行する。

(経過規定)

2 この規則施行の際、現に学校施設を利用中のものについては、この規則の当該規定により許可又は同意を受けて利用しているものとみなす。

(平成19年教委規則第6号)

この規則は、平成19年12月26日から施行する。

紋別市立学校の施設の利用に関する規則

昭和33年7月23日 教育委員会規則第2号

(平成19年12月26日施行)